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田中浩子が目指す「静かな食育」
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いつでもどこでも食べたい時に、食べたいものが手に入る時代です。このような時代だからこそ、「自分のからだに必要な食事を取り揃える力」を身につけることが重要になります。
わが国も2002年に健康増進法、2005年に食育基本法を制定して、「食べる力を育むこと」に取り組み、すでに教育現場での食育や家庭内での食生活の改善などに取り組んでいます。
しかし、それ以上に早急な課題は、まだ、現時点では残念ながらあまり認識されていませんが、フードシステム全体、すなわち農水産業、食品メーカー、流通・小売業をはじめとして、外食・中食産業が、たとえ生活者ひとりひとりの「自分のからだに必要な食事を取り揃えていく力」が不十分であっても、健康的な食生活を提供できる環境作りを積極的に実現する必要があると考えています。
「この食品には、○○が多く含まれているので、たくさん食べましょう。」というような頭で理解させる栄養素教育ではなく、「あぁ、おいしそう!食べてみたい。」と思わせる料理が並んでいて、その中のものを組み合わせることによって自然に栄養のバランスが整う食事ができる環境作りをすること、すなわち、心に響く食事を提供することが真の食教育だと考えています。私が創った言葉ですが、このような取り組みを「静かな食育」と呼んでいます。
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